宿泊施設の説明
当サイトでご紹介している宿泊施設のタイプについて簡単に説明します。
このホームページでは、宿泊施設を次の「カプセルホテル、ゲストハウス、ビジネスホテル、マンガ・ネットカフェ、民宿・民泊、簡易宿所」に分類して掲載しています。
マンガ・ネットカフェ
マンガ・ネットカフェの特徴
本来は宿泊を目的とした施設ではありません。
しかし、仮眠できるスペースがあり、シャワーなど各種アメニティの揃っている店舗もあるため、終電を逃した方や節約旅行などで、ホテル代わりに利用する方がいらっしゃいます。
メリット
- 一晩泊まる方向けのパックやコースがあり、割安で利用できる
- 軽い食べ物や飲み物が揃っている
- 日本中の至る所に店舗があり、駅からもアクセスしやすい所が多い
- 都市部でも安く利用できる
- インターネットが無料ででき、携帯電話などの充電も可能
デメリット
- ベッドや布団で寝ることができない
- 完全な個室ではなく、横になるスペースを確保できない場所がある
- シャワー等のアメニティが店によってはないところもある
- 騒音や臭い等が気になる場合がある
- 長時間の宿泊には利用しづらい(最大12時間程度)
ポイント・注意点
インターネットカフェや漫画喫茶は元々宿泊施設ではないため、布団やベッド、お風呂等を期待することはできません。また個室ブースであっても完全な個室ではないことがほとんどで、人によっては落ち着かないかもしれません。
貴重品を預けるロッカー等がないお店もたくさんあるので、貴重品の管理は自分できちんと行う必要があります。
宿泊の際は、座敷やフラットスペースのあるお店(リクライニング等のシートの方が寝やすいという方にはこの限りではありません)を選び、騒音や乾燥対策用に、マスク、アイマスク、耳栓等は用意しておくと良いでしょう。
シャワーを利用する際も、タオルがほとんどのお店では有料です。入店前に自前で用意しておくと良いかもしれません。
また、会員登録をしないと利用できない店舗が多く、身分証明書が必要になるお店がたくさんあります。必要なものは事前にお店のホームページ等でしっかりとチェックしておきましょう。
ゲストハウス
特徴
おおまかに言うと、ホテルや旅館を簡素にし、最低限のサービスに絞って低価格を実現している宿泊施設です。
食事等は出ませんが、宿泊費が普通のホテル等と比べて安く済むのが最大の特徴で、外国人観光客や若者から大変人気があります。
宿泊者同士の交流も可能で、旅先でいろんな方とお話したいという方にオススメの宿です。
メリット
- ベッドや布団で寝ることができる
- お風呂やシャワー、キッチン等がひと通り揃っている所が多い
- 長時間の宿泊が可能
- 外国から来た方等、さまざまな人との交流を楽しむことができる
デメリット
- 個室のところがほとんどなく、プライベートなスペースを確保できない
- いろんな人が利用するため、非社交的な方には辛い
- 設備が共用だったり、使用時間帯が限られている場合が多い
- 相部屋のため、他人のいびき等が気になるケースがある
- 施設のある地域が限られている(京都や沖縄などを除く)
ポイント・注意点
ゲストハウスは普通のホテルや旅館とは異なり、施設ごとに独自のルールがある場合があります。一種の共同生活に近いもので設備の使用や挨拶など、最低限のマナーは守るようにするようにしましょう。
チェックインやチェックアウトの時間なども、予めHPや電話でしっかりと確認しておきましょう。こちらも宿泊の際には身分証明書が必要になることがあります。
民宿・民泊
特徴
一般の方のお家に泊めさせてもらう形式です。「民泊」は民家に泊まることの総称を指します。最近は、「Airbnb」を代表とした、旅行者を有料で宿泊させる新しい動きが日本でも盛んになりつつあります。
民宿と民泊の違いは具体的に定義されているわけではありません。線引が難しいですが、民宿が営利目的なものに対し、民泊は常態化していない非営利なものを指すといった所です。一般的なホテルや旅館と比べて、比較的リーズナブルに宿泊することが可能です。
こちらもゲストハウスと同じく外国人の利用者が多く、ホスト(泊める側)も外国人の方がたくさんいらっしゃいます。
日本人でも利用できるため、うまく活用すれば、旅費を節約することができます。
メリット
- 宿泊先の選択肢が大幅に増える
- 普段は触れ合うことのないような方と交流ができる
- キッチンやお風呂などが利用できる
- 地元の案内などをしてくれるホストもいる
- 完全な個室を利用できるところもある
デメリット
- ホスト(泊める側)の見極めが必要
- 個人同士の契約のためトラブルの処理が面倒
- 日本人の利用者が少なく、情報が集めにくい
ポイント・注意点
利用する際には、「Airbnb」などの登録が必要になります。こちらもゲストハウス同様、社交的な人でなければ少し辛い所があるかもしれません。
しかし、ゲストハウスとは異なり、個室の部屋を借りることができるケースが多いのも特徴です。
最低限のアメニティが揃っている物件がたくさんあるため、興味のある方は是非とも利用してみてください。
簡易宿所
特徴
きわめて低額で宿泊できる民間施設で、「ドヤ」や「木賃宿」と呼ばれていたものを含みます。(※厳密にはカプセルホテル等もこの中に含みますが、都合により「カプセルホテル」と「簡易宿所」を分離しました。)
元々は日雇い労働者や生活保護受給者等がアパート代わりに利用している施設です。一般の宿泊客も一部では受け入れており、中には、外国人観光客や宿泊費を浮かせたいという旅行者用に改装・整備してあるところもあります。
メリット
- とにかく安い(場所によっては1泊500円や1000円~)
- 個室を利用できる所がほとんど
- シャワーやお風呂、簡易キッチンがある所が多い
- 都市部や駅からのアクセスが良い
デメリット
- 周辺の治安や衛生面で不安が残る
- 女性が利用できない所が多い
- シャワーやお風呂等、設備の使用に制限が多い
- 場所によっては空調がないところもある
- ごく一部の地域にしか存在しない(東京、神奈川、大阪等)
ポイント・注意点
場所柄、どうしても治安や病気などが心配になるのが最大のデメリットです。旅慣れていない人や身体があまり丈夫ではない人にはオススメできません。宿泊先にする場合、なるべく駅から近く、外部の宿泊客を受け入れる体制が整っているところを選ぶのが無難です。
また、既に廃業していたり、福祉アパートになっていたりするケースもたくさんあるので、事前に電話などで確認を取るようにしておきましょう。
ビジネスホテル
特徴
ホテルの形態の一つであり、可能な限り不要なサービスを取り除き、宿泊に最低限必要なものだけを残して低価格を実現しています。ビジネスマンが出張に利用するのに便利なよう、公共交通機関の傍に立地している所がたくさんあります。
メリット
- 交通の便が良い所にある
- アメニティが充実している
- 設備がキレイな所が多く、掃除等も行き届いている
- 荷物の管理等、セキュリティにも気を配っている
デメリット
- 数が圧倒的に少ない(※当サイト基準)
ポイント・注意点
1泊2,000円以内で宿泊できるようなところはほとんどないのが実情です。(※期間限定、お誕生日プラン、学割等の割引で一部あり)
このサイトで紹介している「ビジネスホテル」のほとんどは、先ほど挙げた「簡易宿所」や「簡易宿所」を改装して一般利用客向けにしたものがほとんどであるため、一部の地域のもののみを扱っています。
カプセルホテル
特徴
個室がなく、睡眠をとるベッドのスペースのみを確保した宿泊施設です。お風呂やシャワーなども利用でき、「ただ寝るスペースさえあればいい」という方に特化した簡易宿泊施設です。
こちらも比較的駅から近いところに立地しています。終電を逃した方や節約旅行中の方に人気です。
メリット
- 予約無しでいける
- シャワーやお風呂がある
- ゲストハウス等に比べてプライベートな空間がある
- 交通アクセスが良い所が多い
デメリット
- 話し声や足音、騒音等が気になる場合がある
- 女性が利用できる所が少ない
- スペースが狭い
ポイント・注意点
カプセルホテルを利用する際は、とにかく静かに利用することを心がけるようにしましょう。また、周りの騒音対策に耳栓を準備しておくと安心です。貴重品の管理にも十分気をつける必要があります。
比較
それぞれの宿泊タイプごとに簡単に表にしてみました(※一般的なビジネスホテルが基準)
価格 | アクセス | 設備・寝心地等 | セキュリティ ・衛生面 |
プライバシー 個室・相部屋等 |
|
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一般的なビジネスホテル | × | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
マンガ・ネットカフェ | ○ | ◎ | × | △ | △ |
ゲストハウス | ○ | △ | ○ | ○ | × |
民宿・民泊 | ○ | △ | ◎ | ○ | ○ |
簡易宿所 | ◎ | ◎ | △ | × | ○ |
カプセルホテル | ○ | ◎ | △ | △ | △ |
かなり適当なので、目安程度に留めておいて下さい。